フードトリップ 屋久島 エピソード 17 <最終話>

島で獲れたものを、島で無駄なく使い切る。自然を保つために木を間伐し、それらを家具や建材、燃料として使う。たとえ食べ残しても、畑に撒いて堆肥として生かす。

言うまでもなく、戦前の日本が普通にやっていたことだ。

また島の経済を循環、存続させていくには、観光客の受け入れも抗いようがない。ただ一時、トレッキングやダイビング目当ての人がにわかに増加。下水システムが処理しきれず、パンクしたこともある。現在は、できるだけ土地に負担をかけない観光業をめざしているという。

屋久島では、人と自然が別々にあるのではなく、自然の循環の中に人が組み込まれ、島民はそれが成り立つように暮らしている。どう関われば、人が自然にいられるのかを考えながら生きている。

たくましく、しなやかに。
寄り添うように、自然とともに。

 


写真: よねくらりょう @ryo.yonekura
文章: 山村光春 @bookluckandgo
山村光春氏によるフードトリップ 屋久島の裏話エピソードはマイヤーオンライン及びインスタグラムに散りばめられている。
その時々の気分に合わせて、気に入った方で読んでもらいたい。

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